Vol.5 最終プレゼンテーション

2016年12月13日の最終プレゼンテーションで選ばれた2つのチームが、SXSW 2017のブースでプロトタイプを発表することができます。

プレゼンテーション目前に、血圧をモニタリングするウェアラブルを開発するチームRokoの様子を覗いてみると、「医療用の布でウェアラブルを腕に巻きつける方法で考えていましたが、血圧の正確なデータを取るために直接体に貼り付ける方法に変えました。」と直前までプロトタイプを改善しながら、プレゼンテーションの準備に余念がありません。

全6チームの製品コンセプトを紹介

いよいよ最終プレゼンテーションの日。教授とパナソニックのメンバーも揃いプレゼンテーションが始まりました。全6チームのユニークな商品コンセプトを3つのテーマ別にご紹介します。

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動画などを使ってプレゼンテーションする学生たち

▼循環器疾患を予防するウェアラブル

高血圧などの循環器疾患を持つ人がウェラブルを身につけることによって不安を減らし、より健康的な生活習慣を身につけるサポート

1. 健康的なライフスタイルを応援してくれるパーソナル・アシスタント

Designed by team "Roko"

チームRokoは血圧をモニタリングするためのウェアラブルとアプリケーションをデザイン。血圧の変化を24時間モニタリングすることが高血圧の症状を持つ人にとって重要なことに注目し、足首部分に貼り付けることで日常生活のなかで目立たないデザインを提案。モニタリング技術はPPGを採用。血圧を計測するだけでなく、健康的な生活スタイルを応援してくれる「パーソナル・アシスタント」のアプリケーションが、薬を摂取するタイミングなどをリアルタイムに知らせてくれます。

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2. 24時間着けていたくなるウェアラブル

Designed by team "Rebeat"

チームRebeatはスタイリッシュかつ高機能な血圧モニタリングのウェアラブルをデザイン。働き盛りで忙しくて健康的なライフスタイルを維持するのが難しいビジネスマンをターゲットに絞り、シンプルで毎日着けていても違和感がないデザイン、またカレンダーアプリと同期する機能を提案。

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▼社会とのつながりを育むウェアラブル

人との交流を生み出したり、コミュニケーションの質を向上することでユーザーが社会とよりよい関係性を育むサポート

3. 遊び心を刺激するコミュニケーション促進デバイス

Designed by team "Göbie"

チームGöbieはソーシャル・ウェルネス(社会と健康的な関係性を築くこと)を掘り下げ、現代ではオンラインのコミュニケーションが増え、Face-to-Faceでのコミュニケーションが減っていることを指摘。街でこのウェアラブルを着けていると、ほかのユーザーが近づいてきたときにバイブレーションし、"ハイタッチ"をする遊びを即します。ジェスチャーを使った遊びを通じて、他者との交流を増やします。

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4. コミュニティとのつながりを可視化するバッジ

Designed by team "welly"

チームwellyはコミュニティ間での交流を可視化する方法を考えました。Bluetoothを搭載したバッジが同じバッジをつけたメンバーとのFace to Faceの交流をモニタリングし、交流するほどにポイントがたまります。会社内のチーム、サイクリングチーム、コミュニティガーデンなどの社会活動、ヨガクラスなど、仕事やプライベートで様々な使用ケースを想定しています。

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▼心と体の不調を改善し、さらなる健康を目指すウェアラブル

頭痛、不眠、精神的な不安などの慢性的な症状に悩む人たちのライフスタイルを改善するサポート

5. セラピーとしてのVR(バーチャル・リアリティ)

Designed by team "Halcyon"

チームHalcyonは、スマートフォンの影響などによって若い世代に不安症や落ち込みやすい精神状態が広がっていることに問題意識を持ちました。そこで、精神的な落ち込みが悪化する前に、ヒーリング効果のある映像をリアルにVR(バーチャル・リアリティ)で体験するアイデアを提案。

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6. ひとりひとりに最適な睡眠環境を

Designed by team"SLEEPWISE"

チーム"SLEEPWISE"が注目したのは健康的なライフスタイルの要である「睡眠」。ひとりひとりにとって最適な睡眠パターンや環境は異なるというリサーチ結果から、より正確な個人の睡眠パターンと周囲の環境(温度や音など)をセンサーでモニタリング・分析するデバイスを提案。モーション・温度・湿度・明るさ・音を、それぞれ5つの小さなピースがセンシングします。データがスマート家電(照明やエアコンなど)と連携して、ユーザーにとって最適な光や温度を設定します。

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以上、6つの製品コンセプトはいかがでしたでしょうか?

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プロジェクトリーダーの秋元は総評で「どの製品コンセプトも、デザイン・エンジニアリング・ビジネスのバランスがとれたものばかりでチームの努力を感じました。この中から2つを選ぶことはとても難しい。どのチームもスタートアップ企業が投資家にプレゼンテーションするような説得力を持っていました。」と、学生たちの最終プレゼンテーションを高く評価しました。

さて、選考で選ばれる2つのプロトタイプは・・・?選考結果はvol.6で!

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