Mar 8, 2019

Slush Tokyoに出展させてもらった話 - 慶應義塾大学SFC Palbum チームメンバーレポート -

Game Changer Catapult

Slush Tokyoに出展させてもらった話 - 慶應義塾大学SFC Palbum チームメンバーレポート -

Written by 慶應義塾大学 総合政策学部 総合政策学科 津覇 悠野

2019年2月22日から23日にかけて行われたSlush Tokyo 2019。Game Changer Catapultのブースには、パナソニックの社員だけでなく、共創プロジェクトを進めていた慶應義塾大学のメンバーも参加していました。そのうちの一人、事業アイディア「Palbum」チームの津覇さんからのレポートです。

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こんにちは、悠野です。

秋学期に授業で参加した「事業創造実践(技術シーズ)」のご縁から、Slush Tokyoにチームで開発したプロダクトを出展させてもらいました!

出展までの経緯

秋学期に開講された「事業創造実践(技術シーズ)」という授業に参加していました。授業では、パナソニック株式会社アプライアンス社内プロジェクトである「Game Changer Catapult」とコラボレーションして、事業創造までの手法を体系的に学んでいきました。

最終発表では、全8チームが発表を行って優秀だった2チームがSlushへの出展権を得ました。こちらの記事に詳細があります。


大学生とのコラボレーションは大企業の新規事業アイデアをどうゲームチェンジさせたか? ~パナソニック X慶應義塾大学SFC~

実は、自分たちが最終発表でプレゼンしたテーマでは上がれなかった訳なのですが、チーム「Palbum」のみなさんに、エンジニアとして誘ってもらったため、出展することができました!

本当に、誘ってもらってありがとうございます。

Palbum

Palbumは、色と香りを届けるココロのカデンです。
自分たちが、話しかけたり、音楽と同期することで感情を読み取ります。その感情に合わせて3Dホログラムの花の色と香りでディスプレイしてくれます。自分自身の心を映し出して、共に成長してくれるパートナーになってくれるプロダクトです。(伝われ〜この世界観)

デモでは、Palbumに話しかけてもらって、その声に合わせて花の色と香りを変化させました!

主に、音声の感情分析と香りの機会とを結びつける部分を担当させてもらいました。

Slushでは、Game Changer Catapultさんのブースで出展させてもらいました!さらに、ステージ上でpalbumをプレゼンする機会もいただき、チームメンバーのまさきさんが英語で発表していました。本当にカッコよかった。

Slush Tokyoレポート

Slushでは、国内外の新進気鋭なスタートアップや大手企業の新規事業部門がブースを持って、プロトタイプやサービスを紹介していました。

スタートアップピッチでは、自分たちのサービスを投資家の方にプレゼンして資金調達や仲間、パートナーを集めていました。
ピッチの多くは、すでにアイデアを形にできていたり、販路を拡大していたりととてもレベルが高かったです。

中でも自分は、4G Gravityという安定性のあるドローンを開発したエアロネクストのピッチが印象的でした。DJIが圧倒的な市場シェアを占めている中でも、立ち向かえる想いと技術力とプレゼンのユーモアが最高でした。
4G Gravityではラーメンも運べるみたいです笑

他にも、様々なワークショップやセッションが開催されていました。

アートワークショップでは、利き手じゃない手で絵を描いたり、一筆書きで絵を描いたり、両方の手を同時に動かしながら絵を描いてみたりして、創造力をすっごい鍛えられました。

また、ピッチをみてる時に前に座った人が、音声合成ソフトを開発している方で音声処理についてすごく詳しくて30分近く話し込んだりもしました笑
技術力がすごい音声合成ソフトはこちら

今回学んだこと:お互いをリスペクトするチーム作り

やっぱり一番はこれです。今回、チームPalbumとして開発に携わらせてもらって感じたのは、チーム内のコミュニケーションのあたたかさ。Slack上では感謝の言葉だったり、小さなことでも褒めあう雰囲気ができていて、自分もとても気持ちよく開発できました。初めての共同開発だったけどしっかりコミュニケーション取れてデモも動いたのでよかったです。
1人1人がバリューを出すことも大切だけど、1人1人のバリューを引き出せるような環境を整えることも大切なんだなって強く感じました。

感想

全体を通してものやサービスを作るのってすごく大変なことだなって思いました。
ものをただ作るだけではダメだし、かと言ってもののコンセプトだけ考えても世界観が伝わらないし、どっちもあっても環境がよくなかったら気持ちよく作れないし、それを見せる場所を確保しないと改善できないし。そもそもお金がないともの(特にハード)は作れないし。

だからこそ、今回Palbumとして関わらせてもらってたくさんの経験を積ませてもらったことにすごく感謝しています。

Panasonicのみなさん、琴坂研のみなさん、Palbumのみんな本当にありがとうございました!!

(スタートアップ感溢れるチームメンバーでの1枚)

2年後につづく。

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*この記事は津覇さんのnote記事からの転載です。

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