Mar 31, 2021

Uttzsが変えるオンライン展示鑑賞体験~離れた場所でも豊かな時間を

Game Changer Catapult

Uttzsが変えるオンライン展示鑑賞体験~離れた場所でも豊かな時間を

Written by Uttzs リーダー 田上雅彦


Uttzsは、オンラインギャラリーを簡単に作成できるサービスです。展示空間を360°見渡せ、作品に超高解像度で近寄れ、作者と直接会話できるなど、オンライン上での新しいアート体験の提供が可能になります。私たちは、多種多様なモノづくりや、文化芸術が進展して行く未来に貢献したいと考えています。

世界観をより多くの人へ届け、豊かな体験を提供したい

普段私は、プロダクトデザイナーとして洗濯機など白物家電のデザインを担当しています。また、プライベートでは彫刻作品を作るアーティストとしての一面もあります。デザインの仕事も応用芸術であり、文化芸術は人類にとって必要不可欠なものだと信じています。しかし、今年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、リアルな場所へ足を運んだり、創作したりするための時間を作ることが難しくなりました。自身の作品の展示会も中止となり、ただでさえ少ない作品を紹介する機会を失ってしまいました。withコロナ時代の今、アーティストやアート好きの人たちの多様な価値観に寄り添う製品やサービスへのニーズが高まっています。しかしながら、現在Web上で開催されている展示会やECサイトは、ただ画像が並んだだけのものがほとんどで、そこでの閲覧や売買の体験は、モノを愛する人たちにとって本当に味気ないものになっています。オンラインでも、アーティストの世界観をしっかりと伝え、作り手も買い手も満足できるサービスを提供したいという思いから、Uttzsの事業アイデアが生まれました。

アートや工芸品など、ニッチで高価な品物の作り手と買い手が抱える課題

1_作り手と買い手が抱える課題_Picture of chaptar-image_cooking作り手と買い手が抱える課題

オンライン上でのアート作品の売買における課題として、作り手にとっては、SNSや現状のECサイトでは世界観を伝えきれない、共感や改善の声が聞けない、展示会出展は高コストで会期が限られるなどがあります。また買い手にとっては、オンライン展示会では空間全体で楽しめない、質感など細部を確認できない、作り手と会話ができずコンテクストが分からないということが課題です。

その場所の物語や質感を、Webの力で遠くまで届けたい

2_Uttzsのコンセプト_Picture of chaptar-image_presentation at TOA World Showcase 2021Uttzsのコンセプト

Uttzsは、これまでのオンライン上でのアート作品の鑑賞、売買における課題を解決する、オンラインギャラリー作成サービスです。歩き回るように展示空間を移動し、超高解像度ズームで作品の質感まで確認することが出来ます。さらに、チャットやビデオ通話などを利用して、ダイレクトに作者とコミュニケーションンすることも可能で、実際にギャラリーにいるかのような閲覧体験を提供します。ブラウザベースのサービスなので、スマートフォンやタブレット、PCなど様々な端末で利用できます。

自由度が高く 、創造力のままに使えるWebアプリ

3_Uttzsのツール_Picture of chaptar-image_minacenaUttzsのツール

Uttzsは、ブラウザで使えるUttzs/Webアプリと360度カメラ、一眼レフやスマートフォンなどの高解像度カメラの3つを使用することで、簡単にサービスを利用できます。あなたの創造力のまま、あなたが捉えたい立ち位置や順路で、展示空間を記録することが可能です。

オンライン上の展示会は、時間や場所に縛られることがありません。例えば海や山など、常設が難しいシチュエーションでの展示も可能です。リアルの場での会期が終わっても、オンライン展示は続けることができます。オンラインギャラリーは、リアル展示と併存する、もう一つの展示場所となります。時間や物理的な場所の制約が無く、さらにWebの拡散力が合わされば、集客エリアは無限大です。

Uttzsはシンプルな構成、仕組みなので、アートに限らず、建築 デザイン 素材など、世界観を表現し、伝えたい全ての人に使っていただきたいと思っています。工夫次第で様々な使い方ができます。

プロトタイプを実際に使ってもらい、検証と改善を日々繰り返す

現在、3つの工芸の展示会で実証実験を行っています。ユーザーの方からは、「しっかりと高解像度で見比べてもらえるので、これまでの平面的なオンライン展示でよくあった、A と B はどう違うのですか?という質問が無くなった」、「今までWebで伝え難かった一点ものの作品が売れました」、「動画のように世界観を表現しながら、止まりたいところで、ちゃんと止まって見てもらえる。動画ではこうは見せられない」などという声をいただきました。また、今年の2月に開催されたTOA World Showcaseに出展したことをきっかけに、大きな会社からも引き合いをいただいています。

4_プロトタイプで検証する様子_Picture of chaptar-image_minacenaプロトタイプで検証する様子

強いビジョンが共有できれば、役職も距離も離れたメンバーと開発が進められる

Uttzsのチームメンバーは全員、勤務地がバラバラです。以前アメリカ向けの仕事をした時に知り合い、初期構想段階でこの事業アイデアの可能性を感じて参画してくれました。大前謙 中村雄志 蓑田佑紀は、先輩社員ですが、上下関係なくフラットに議論できる存在です。海外を含めたこれまでの様々な業務経験、知見をベースに、実践的な戦略案やアイデア出しにより、Uttzsの具現化を加速してくれています。シリコンバレー在住のエンジニアである植原昂は、いつも遥か先を見据えながら、Uttzsのシステムをたった一人で構築してくれました。毎度そのスピードと先を見据えて設計に落とし込む思考には驚かされます。

5_プロジェクトメンバー_Picture of chaptar-image_minacenaプロジェクトメンバー

今後さらにブラッシュアップし、クローズドな展示会からアーティストの個展まで様々なシチュエーションに対応する使い勝手の良いアプリにしていきます。さらに先の展望として、VRグラスや5Gが一般化してきた頃に、視聴のスタイルも拡張できるような未来を描いています。どうかこれからのUttzsの展開にご期待ください。

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