Jul 13, 2018

限られた時間の中で「知の探索」を行うコツ8選

Game Changer Catapult

限られた時間の中で「知の探索」を行うコツ8選

Written by ゲームチェンジャーカタパルト 湊麻理子/

イノベーションを生み出すために必要な条件は何だとおもいますか?以前Game Changer Catapult(以下GCカタパルト)でも講演をしていただいた早稲田大学ビジネススクールの入山先生によると、イノベーションを生み出すために最も大切な考え方のひとつは「両利きの経営(Ambidexterity)」だそうです。先生の著作『ビジネススクールでは学べない世界最先端の経営学』*1の中で、"「両利きの経営」の基本コンセプトは、"まるで右手と左手が上手に使える人のように、『知の探索』と『知の深化』について高い次元でバランスをとる経営」を指します。"と紹介されています。

知の探索(Exploration):常に「知の範囲」を広げること

知の深化(Exploitation):一定分野の知を継続して「深める」こと

(同著作から引用)

一方、日々の仕事に忙しくしている人、時間の制約がありつつ働いている人にとって「知の深化」だけで手いっぱい、「知の探索」の機会を確保することは至難の業ではないでしょうか。

私自身、GCカタパルトの仕事を始めて、改めて「両利きの経営」の重要性を痛感したものの、自分の日常に置き換えてみるとどうしても目の前のやるべきこと(「知の深化」)に追われ、「知の探索」に割ける時間が限られているなあ、と悩んでばかりです。今後、ライフステージの変化によって、仕事にかけられる時間やリソースが限られる時期があるかもしれない。限られた時間の中でも少しずつ仕事の幅を広げたり、レベルの高い仕事にチャレンジしたりしたい、「知の探索」はそのためにも必要なのではないかと感じています。

そこで、事業化(知の深化)に没頭しつつも「知の探索」機会を死守しようとこちらも試行錯誤しているGCカタパルトのメンバーに、どんな方法で「知の探索」の時間を捻出しているか聞いてみました!知の探索のコツ8つを、メンバーの普段の様子も併せてご紹介します。

①一人で抱え込まない、チームの力をつかう

GCカタパルトで仕事を始めて驚いたことの一つが「ひっきりなしにチャットの通知がなる」こと。メンバーが様々な発見を常に共有し合っています。実際に自分の目で見ることにはかなわないかもしれませんが、自分一人で頑張るよりもより多くのものを探索できます。

②知の探索をしてくれる「場」を有効活用する

たくさんの人があつまる「場」の力を有効活用する、という意見も多くありました。私もWonder Lab Osaka(パナソニックが大阪で運営をしている共創空間、略してWLO)に時々足を運んでいます。どんなテーマでも気軽に参加でき、いろんな方とつながるのがこういう「場」のありがたいところです。

1_WLOの写真_Pic of WLOWLOの様子、広い空間を自由に使って様々なイベントが開催されています。

ちなみに私は先日ここで「手作り味噌体験」をしてきました。単純に「味噌づくりなんて、『丁寧な暮らし』って感じするなあ」という浅い動機で行きましたが、「発酵の力」や「保存食をつくる時間の豊かさ」という新しい世界に触れることができました。

③展示会を活用する

『「場」を活用する』に近いですが、「展示会」も最先端の技術・トレンドとそれに興味を持つ人が集まっているので、GCカタパルトメンバーも様々な展示会に顔をだしています。家電やイノベーション系の展示会でないところに出没しているのがポイントのようで、例を挙げると・・・・・

2_野生展の写真_Wild1.jpg昨年末から今年のはじめにかけて行われた「野生展」。尖ってます。

3_SCAJ2018の写真_Pic of SCAJ2018.jpgアジア最大のスペシャルティコーヒーイベントSCAJ2018、全体的なオシャレさと背景のブラジルブースの存在感が気になりますね。

4_東京モーターサイクル展_Pic of Tokyo Motrcycle Show.jpg東京モーターサイクルショー、なんか、とにかく、カッコいい!

④プロジェクトマネジメントの方法を身に着けて、「知の探索」をする時間を捻出する

知の深化にかかる時間を圧縮して、知の探索に使える時間を確保する、というのも方法の一つです。GCカタパルト内でも定期的にプロジェクト進捗を整理するなど、創意工夫されています。ちなみに私はよく、「残ってしまった仕事を全部ひとりで片付ける、というのはプロジェクトマネジメントじゃないんだよ」と上司に言われます。(とほほ)

⑤他社様とのコミュニケーションの機会を逃さない

この話をきいてGCカタパルトメンバーのスケジュールを見てみたのですが毎週のように5社、6社とアポをとっているメンバーが多くいました。ちなみに、これがうちの深田代表の6月某日のスケジュールです。

5_1日のスケジュール.png

昨年SXSWに出展したテーマの中にも、多くが他社様とのコラボレーションを経て生まれたものが多々ありました。普段のこういう姿勢が、そのような成果に繋がっているのかもしれませんね。

⑥「行き詰ったとき」こそ新しい場所やイベントに行ってみる

頑張って「知の深化」に没頭していても、どうしても行き詰まりを感じる機会があります。こういう「行き詰ったとき」を逆に機会ととらえて、あえて関係ない人と話してみる、趣味に没頭してみる、旅に出てみる、ということを実践しているという声が聞かれました。

⑦家族・友人からヒントを得る

子供の遊ぶ様子、パートナーやそのコミュニティから新しい発見をしたり、別の仕事をしている同級生と意見交換したり、など、家族や友人は知らない世界を教えてくれる先生です。

GCC集合写真_Group photo of GCC.JPG

ちなみに、GCカタパルトメンバーは年齢、性別、家族構成ともに多様性に富んでいて、それぞれ別のことに気づきやすい体制に自然となっていますね。

⑧物理的に遠くに行く 

そういえば深田代表はこの前、山形まで行っていました。(何しに行ったんだろう・・・)代表曰く、「物理的に遠く離れることが大事って入山先生もおっしゃってた!」だそうです。

6_山形での写真1_Pic of Yamagata1.jpg

7_山形での写真2_Pic of Yamagata2.jpg

以上、私たちが普段実践している「知の探索」の工夫、いかがでしたでしょうか。今後も試行錯誤を繰り返しながら、イノベーションを生み出す「両利きの経営」を目指して邁進してまいります。ご期待ください!

*1入山 章栄 『ビジネススクールでは学べない世界最先端の経営学』  日経BP社 2015年

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